平成4年入局 川原 尚行
 
NGO「ロシナンテス」代表
 今の時代は恐ろしいくらいの速さで展開していっています。この変わりゆく時代の中で、不変のものが根底にあるこの教室 こそ、次世代に誇れるものにならなければと思います。
 私は、平成4年に当教室に入局し、大学院を経て外務省に入省しました。海外に身を置いて10年以上経ちました。
 今はアフリカ・スーダンでNGOを設立し医療活動を行っています。スーダンは内戦が続き、現在でも紛争のある国です。日本とは全く異なる環境下にあって、医療のみの活動に留まりません。水・衛生問題、保健教育、学校教育、産業育成など多岐に構想は広がります。また、九州大学とスーダンの研究所との学術協定も締結されました。政治的、宗教的なものを乗り越えて、学術交流が成功することに尽力しています。
 私は年に2回ほど帰国し、教室に顔を出します。私の身分は留学生となっており、赤で表示されています。そして、在籍を示す白に反転させます。年に2度の反転です。これが私の身の拠り所であり、教室員が頑張っていることが、海外での私の励みにもなります。これが、教室の本当の良き伝統になっているのでしょう。
 この伝統を守り、そして新しきものへと発展させていく気概も持って、将来を見つめてください。