平成9年 入局 後藤 謙和
 
厚生労働省健康局総務課
地域保健室・保健指導室
 私は、今、厚生労働技官として、地域保健及び公衆衛生医師確保に関する仕事をしています。前者がメインで、特に保健所を中心とする地域住民の健康の保持・増進に関する仕事をしています。後者については、現在地方自治体で保健所を中心に公衆衛生に携わる医師を確保するために、全国の臨床研修病院やセミナー等に出かけて普及啓発をする活動をしています。
 研究・臨床を離れて早8年の歳月が経ちますが、私はこの8年間、お陰様でいくつかの部署を廻って、色々な仕事を経験しましたが、それは時につらく、時に楽しくもありました。
 つい先日和歌山県で開催された社会医学セミナーにおいて、医学生や大学院生に対して「どうして私はこの道を選んだのか。」というタイトルで話をする機会がありました。そこで私は、自分が人事交流で入省する頃は、今と違って厚労省の医系技官に関する情報はあまりなく、「お役所の掟」を読んでいたことを話しました。また、どこの部署に行っても、時には“怖い上司”という“厳しい環境”に耐えなければならず、それはあたかもガラパゴス諸島の象亀や陸イグアナが厳しい自然環境を生き抜くために自分を環境に適応させたことに擬えて、私たち社会人も時には厳しい環境に順応して仕事ができるように自分を適応させることが重要ではなかろうかという話をしました。
 国の仕事は、なかなか仕事が進まず苦労することが多いです。私はそんな中で、刻一刻の状況の変化に応じながらも自分の与えられた仕事に追われる毎日を送っています。臨床や研究でも同じことだと思いますが、二外科の後輩の皆さんの今後の健闘を祈念しています。