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乳がんにかかる人の数は増加の一途をたどり、年間約3万人の方が乳がんにかかり、約1万人の方が乳がんで亡くなっています。現在日本人の30人に一人は乳がんにかかるといわれています。| 乳房のしこり: | 乳がんの初発症状(発見のきっかけ)は、80〜90%が乳房のしこりです。乳がんは5mm〜1cmぐらいの大きさになると、注意深く触ると自分でわかるしこりになります。しかし、しこりのすべてが乳がんであるというわけではありません。乳房のしこりに気づいたら専門医にみてもらうことが大切です。 |
| 乳房の疼痛 : | 初期から痛みが出ることはあまり多くありません。 |
| 乳頭分泌: | 乳首から液体とくに血液などが出ることがあります。 |
| 早期乳がん | 0期 | 非浸潤がん。乳がんが発生した腺管または小葉の中にとどまっているもので、極めて早期の乳がん。 |
| I期 | しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節には転移していない | |
| II期 | しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節への転移が疑われる状態、またはわきの下のリンパ節への転移の有無にかかわらず、がんの大きさが2〜5cmである状態 |
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| 局所進行乳がん III期 |
IIIA期 | しこりの大きさが5cm以下で、わきの下のリンパ節に転移があり、しかもリンパ節がお互いがっちりと固まっていたり、周辺の組織に固定している状態。あるいは、わきの下のリンパ節への転移の有無にかかわらず、しこりの大きさが5cmよりも大きい |
| IIIB期 | しこりが肋骨や胸筋にがっちりと固定しているか、皮膚にしこりが顔を出したり皮膚が崩れたり皮膚がむくんでいるような状態 | |
| IIIC期 | しこりの状態にかかわらず、鎖骨の上または下のリンパ節に転移がある状態 |
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| 転移性乳がん | IV期 | 骨、肺、肝臓、脳など遠隔臓器に転移している場合 |
| 乳房切除術 (おっぱいを全部とる手術) |
| 1.胸筋温存乳房切除術 乳房とわきの下のリンパ節を切除します。場合によっては、胸の筋肉の一部分を切除することもあります。この術式が乳房切除の中で最も一般的な乳がんの手術方法です。 2.胸筋合併乳房切除術(ハルステッド法) 乳房と胸の筋肉、わきの下のリンパ節を切除します。かつてはこの手術方法が標準的手術方法として実施されてきましたが、現在ではがんが胸の筋肉に著明に達している場合だけ行われます。 3.単純乳房切除術 がんのできた側の乳房を全部切除します。 |
| 乳房温存手術 (おっぱいを残す手術) 原則として手術後、残っている乳房に放射線照射を行います。 |
| 1.乳房円状部分切除術 腫瘍縁から一定の距離(通常1.5cmから2cm程度)をおいて肉眼上正常と思われる乳腺組織のところを切っていく方法です。同時にわきの下のリンパ節も切除します。
▲正常乳腺組織を部分的にまるく切除し、 必要に応じて腋窩リンパ節を郭清 2. 乳房扇状部分切除術 乳頭を中心として乳腺を扇状上に部分切除する方法です。同時にわきの下のリンパ節も切除します。 ![]() ▲正常乳腺組織を乳頭を中心にして扇型に切除し、 必要に応じて腋窩リンパ節を郭清 3.腫瘍核出術乳房のしこりだけを切除する手術です。 |
乳房内にできた"がん"細胞が最初に流れ着くと考えられる乳房周囲のリンパ節を「センチネルリンパ節(見張りリンパ節)」(図)と呼び、このリンパ節に"がん"がいなければ、その先のリンパ節には"がん"はいないと判断をして通常の腋窩リンパ節の切除(腋窩リンパ節郭清術)はしないという方法が「センチネルリンパ節生検による腋窩リンパ節郭清省略」の考え方です。