胃の病気に対する内視鏡の手術

 病変部の外科的な切除が必要ですが、大きく切除する必要は無く、小さな創で行う縮小手術で十分な場合は、内視鏡や腹腔鏡を用いた内視鏡外科手術が可能です。内視鏡外科手術が適応となる胃病変は、胃粘膜下腫瘍や早期胃癌です。お腹の創が小さくてすむために、術後は快復が速く、入院期間も短くてすみます。

 病変の種類、性格によっていろんな手術方法があります。病変だけを切除する場合や周囲のリンパ節を一緒に取り除く場合、また切除する場所による違い、お腹の中に到達する手段の違い、再建方法の違いなどがあります。以下にその手術方法を簡単に示します。

到達手段の違い
 胃をどの程度切除するか、以下のどの到達方法で行うかは限られてきます。以下の方法の違いは術後の傷の大きさや痛みの程度が異なり、腹腔鏡の手術の方が、手術自体の侵襲が少なくすみます。

  • 腹腔鏡下手術───腹腔鏡のみで手術を行います。
  • 腹腔鏡補助下手術─腹腔鏡と術者の手を用いて行います。
  • 開腹下手術────腹部を大きく開いて術者の手を用いて行います。

手術の傷の違い(一部の例です)

腹腔鏡下手術/腹腔鏡補助下手術/開腹手術

胃の病変種類、性格による違い
 悪性度の高い病変は周囲のリンパ節を含めて切除しますが、悪性度の低い病変は病変のみを切除するだけでよいのもあります。必要に応じてリンパ節郭清を行います。

  • 胃粘膜切除───胃の内側の粘膜のみを切除します。
  • 胃部分切除───胃の病変のある部分を胃壁全部を切除します。
  • 胃幽門側切除──胃の肛門側を約2/3切除します。
  • 胃全摘出────胃を全部切除します。

内視鏡的粘膜切除(EMR)/腹腔鏡手術

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