膵臓癌の発生初期にはなにも症状がないことが多く、その診断の遅れから発見時には切除不能となっている症例も稀ではないため、予後不良な疾患です。現在、胃を温存した幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を積極的に行い、術後のQuolity of Life(QOL)も向上しています。
膵臓は胃の背側に横たわる臓器です。以前手術の場合、胃も広範囲に切除していましたが(青い線)、近年胃を温存し切除する(赤い線)幽門輪温存術が比較的小さな膵癌に行われる様になってきています。 この手術の利点として胃が温存されるため術後の食事摂取が多く、体重の減少も少ないと言うことが挙げられます。当科でも積極的に幽門輪温存手術を施行しています。
切除後の再建