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がん分子病態学講座は、臨床の現場である消化器・総合外科と連携しながら、基礎医学研究を推進し、分子レベルでのエビデンスに基づいた創薬・新規治療法開発を目的に新設された寄附講座です。
当研究室では、
1.がん発症や進行に関わる因子群について分子細胞生物学的な手法を用いて解析を行い、
細胞内での具体的な働きを解明していきます。
2.基礎研究で得られた知見を、消化器・総合外科で日々得られる臨床検体を用いた研究に反映させ、
実際のがん組織における検証を行っていきます。
3.これらの研究を通じて、新しい治療法や創薬の可能性を提案していきます
DNA修復異常と発がん
紫外線・放射線照射、抗がん剤投与、さらには日常の生体内代謝は、細胞内で活性酸素類
(Reactive Oxygen Species, ROS)を発生させる要因となり、発生したROSによってDNA障害が生じます。そうして生じたDNA障害の修復機構破綻によりゲノムが不安定になり、変異が蓄積し、発がんにつながります。当研究室では、DNA修復に関わる因子について培養細胞を用いた遺伝学的・分子生物学的解析とがん組織臨床検体の解析を通じて、DNA修復機構と発がんとの関連について検討していきます。またがん細胞においてDNA修復を抑制することによる治療効果増大の可能性についても模索していきます。
薬剤効果の遺伝学的評価系の確立
現在、がん治療にはさまざまな抗がん剤が利用されています。その薬効については経験に基づいたものが多く、よく使用される薬剤でも分子レベルでの作用機序が不明な場合があります。当研究室では、培養細胞を用いた遺伝学的手法を用いて、薬効を規定する遺伝的要因を探ります。
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北尾 洋之
発がん過程において、ゲノムが安定に維持されないことにより、さまざまなレベルでの変異がゲノム上に蓄積されます。これまでゲノム不安定性症候群原因遺伝子の機能解析を遺伝学的な手法で行ってきました。基礎研究者の目で臨床データを見つめ直し、新しいがん治療法の開発を目指します。 |

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江頭 明典
癌は遺伝子上に生じた傷が蓄積することにより生じると考えられており、これまでこの傷を治す仕組み(DNA修復機構)についての研究を行ってきました。消化器癌におけるDNA修復機構の関与を解明し、新たな治療へ結びつけることを目指し、研究を行っています。 |

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飯森 真人
発がんを引きおこすゲノム不安定性。その原因の一つであるDNA修復機構に興味を持って研究を行っています。基礎生物学分野で培った経験をもとに臨床応用を意識した分子レベルでの解析を進めることで、当研究室のがん治療法開発の一端を担いたいと考えております。 |

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松岡 和明
DNAミスマッチ修復に関わる遺伝子・蛋白について細胞レベルで検討し、DNAミスマッチ修復と抗癌剤感受性との関連に興味を持って研究を行っています。分子レベルでの基礎的研究から抗癌薬の新たな標的となる分子の探索につなげたいと考えております。 |

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逆井 良
既存の抗がん剤の中には、DNA代謝を阻害し、DNA損傷を誘導するものが多く含まれています。これらの作用機序や細胞のDNA損傷応答を詳細に解析する事で、新たな化学療法モデルや、新規抗がん剤標的分子の提案を目指した研究を展開して行きたいと考えています。 |

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坂井 亜紀子
発ガンを誘発する原因とその修復機構、さらに抗がん剤投与による細胞内応答の研究を行っています。細胞内で引き起こされる様々な応答の解析により、より効果的な癌治療の発展を目指しています。 |
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久保 信英
患者さんから頂いた大事な手術標本を使って、癌の仕組みについて分子レベルで研究しています。できるだけ早く治療へ還元されることが目標です。 |
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藤中 良彦
DNA修復に関わる遺伝子・蛋白についてさまざまな細胞株を用いて研究しています。基礎的な分子病態解析の成果をどのようにに癌の克服に繋げていくかを常に意識しながら、研究に精進してまいります。 |
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中西 良太
化学療法・放射線療法に伴うDNA損傷と、その多様な修復機構について研究しています。治療に対する感受性や耐性のメカニズムを明らかにし、がん治療法の発展に貢献できる研究を目指します。 |
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ムンフボルド トール
モンゴルから来ました。今はDNA損傷チェックポイント異常と5−FU感受性との関連について研究しています。これからも最先端の技術を使って、将来的に人々に役に立てる研究をしたいです。 |